地賊星 鼓上蚤

時遷


 高唐州の生まれのこそ泥。身体は軽く柔らかく、人にはまねの出来ない忍びの術を身に付けている。薊州に住み、小さい盗みばかりするこそ泥。盗みの罪で囚われの身となった所を楊雄の厄介になった事があった。
 翠屏山で墓荒らしをしていると、楊雄の妻藩巧雲殺害を見かけ、梁山泊に仲間入りすると聞くと仲間に加わりたいと頼み、石秀と三人で梁山泊を目指した。
 途中、独竜岡で宿をとったが、肉がないため店の鶏を盗んで食べてしまう。その鶏が店にとって時を告げる大切な鶏であったため争いが起き、その場は逃げ出したものの、途中で祝家荘の伏兵に捕らえられてしまう。
 救出を試みた楊雄石秀だが、李家荘の李応の助力も空しく失敗に終わると梁山泊へ助けをもとめ、祝家荘との戦いが始まる。登州の好漢たちの内応によって祝家荘が落とされると救出され仲間入り。
 特技を生かした任務を受け、多くの作戦に加わる。徐寧の仲間入りには鎧を盗み、北京攻めでは翠雲楼に火を放ち、曽頭市戦では落とし穴の位置を探りだした。

 第百七位、軍中に機密伝達する歩軍頭領となる。
 遼国戦では、石秀と敵地に潜入し火を放つ。方臘戦では龐万春の守備する昱嶺関を裏手から火を放ち混乱させる。平定後、杭州まで戻ったが病に犯され病死。義節郎に封ぜられる。

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