地僻星 打虎将

李忠


 青面に手足は長く、棒槍を得意とする。しかし綽名にある様な虎と戦う事もなく、それに似合う腕前でもない。以前は史家に居候をし、若き日の史進の棒術の師匠であった。
 渭州で薬売りとして生活を営んでいると、史進と再会。魯達(のちの魯智深)を含めて三人で酒店へ行くと、金翠蓮の涙の訴えに対し怒りのあまり鄭屠を殴り殺してしまう魯智深、この事件から疑いがかかり、役人に追われる事となり逃亡する。各地をさまよい青州に流れ着き、桃花山の山賊周通を打ち負かして従え、桃花山の頭領となる。
 麓の村、桃花村の劉家の娘を強引に嫁にしようとした周通が坊主に痛めつけられたと知ると、仇討ちにいくが、坊主とは剃髪し名を変えた魯智深であったため、山寨に招き魯智深周通を仲直りさせた。
 魯智深を山寨の頭領に誘ったが断わられ、山寨を留守にした間に金品を持ち去られた。
 青州から桃花山討伐にきた呼延灼と戦うがかなわず山寨へ篭り、二竜山の魯智深へ援軍の使者をだす。魯智深楊志の活躍で討伐を免れ梁山泊の援軍を得て青州城を落とすと、魯智深たちに従い山寨をたたんで梁山泊入りする。

 第八十六位、梁山泊の歩軍将校となる。高俅戦、遼国戦に参加。方臘戦では盧俊義の隊となり、宣州、独松関、杭州と進み、難所昱嶺関を偵察中、龐万春の矢を受け死亡。六人の好漢が命を落とした。平定後、義節郎に封ぜられる。

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