小遮攔

穆春


 江州の富豪穆家の勇ましい兄弟、穆弘の弟。兄とともに江州掲陽鎮を縄張りとして仕切っている江州三覇のひとつと数えられる顔役。
 なわばり内で断わり無しに薛永が棒術を見世物にした膏薬売りを始めたので、街の人々には金を払ってはならぬと言うが、囚人が五両の金を渡した為、二人に対して怒りを現わす。宋江とは知らずに殴りかかったが、薛永に返り討ちにされた。
 酒屋、宿屋に先回りし、二人を店に入れてはならぬとふれ回り、宋江たちを困られる。屋敷の人を集め薛永を捕えて仕返しし、なおも宋江を追いかける。
 だが李俊から、追っている相手が宋江だと聞かされると無礼を詫び、薛永も許し、みなを屋敷でもてなす。
 宋江が江州で謀叛の詩を書き処刑となる噂を聞くと、張横張順達とともに仲間を集めて救出に向かい、先に宋江戴宗を救出したは梁山泊の好漢たちと白竜廟にて合流。黄文炳を討ち、梁山泊入りする。
 呼延灼戦、北京攻めに参加する。

 第八十位、梁山泊の歩軍将校となる。童貫戦の九宮八卦陣では兄と遊軍となり伏兵を率いる。
 遼国戦、方臘戦に参加。前線での戦いに加わることなく、病床の好漢の看護のため杭州に残留。
 平定後、武奕郎・都統領を任ぜられるが職を返上して掲陽鎮へもどって平和に暮らした。

[登場回:23〜] 一覧