地俊星 鉄扇子

宋清


 宋家の四男で宋江の弟。特別、武芸・学問の抜き出る程の力量もなく、穏和な性格、鄆城県は宋家村にて父と二人で静かに農業を営んでいた。
 兄宋江が殺人者として逃亡すると、一時兄とともに滄州の柴進の元に身を寄せしばらく滞在したが、宋江が孔家へ行くと、父が心配なので宋家村へと戻った。
 宋江心配した父が、偽の手紙を書かせて食客の石勇に託すと、宋江は慌てて飛んで帰ったが、再会も束の間、役人に見つかり宋江は流罪となる。
 宋江が江州で大騒ぎを起こしたため災いが及び、今にも捕えられそうになっていた所を、父とともに梁山泊の好漢達に救い出され、梁山泊入り。
 梁山泊内での職は父の面倒をみながら、もっぱら宴席の手配を担当。その仕切りのうまさを評価されてか、鉄扇子と呼ばれる。

 第七十六位、梁山泊の宴席の整備係となる。遼国戦、方臘戦とも前線で戦う事なく東京へ凱旋。
 平定後、武奕郎・都統領を任ぜられるが職を返上し百姓に戻る。その後、宋江が毒殺された事を知った徽宗皇帝から官位を継ぐことを許されたが病気を理由に断る。
 穏やかな生活を送り続け、のちに男子を授かると、宋安平と名付けた。

[登場回:17〜] 一覧