天猛星 霹靂火秦明
開州の生まれ。元は青州慕容彦達配下の兵馬総管。狼牙棒を得意武器とし、短気で気が荒いところから霹靂火と綽名がつく。声は雷の如く聞こえると言う。
清風寨の副知寨花栄が謀反を起こし、武術の弟子である黄信が解決に出向いたが、清風山の山賊に痛めつけられたと聞き、慕容彦達から山賊討伐の要請を受け、五百の兵を率いて清風山に向かった。すぐに攻め始めたが清風山に身を置いていた宋江と花栄の知勇にことごとく大敗し自らも捕虜となる。山寨に連れられ死を覚悟したが宋江たちに暖かく迎かえ入れられた。
すべては清風寨の知寨劉高の悪巧みから始まった事だと知ると、青州府に戻り真偽を正そうとする。だが宋江たちは仲間入りを強く勧め、最終的には体格の似た手下に武具をもたせて本物を装い、青州城下を攻めさせて戻るに戻れぬ様にしむけた。そうとは知らず青州城に戻ると、裏切り者よばわりされ、すでに妻子は処刑されていた。宋江は悲惨な結果に驚き全てを打ち明けて詫びた。こうまでして自分を高く評価してくれる事に心打たれ、また、行く宛をなくした結果、清風山への仲間入りを余儀なくされる。
清風寨に籠る黄信を説得し、仲間入りさせると劉高屋敷を襲い、夫人を捕え金品を強奪し仲間入りの手土産げとした。
妻を失った悲しみにつつまれるが、宋江の勧めによって花栄の妹を新しく妻として娶った。大軍が清風山討伐に動き出したと知ると、清風山を棄て梁山泊へと仲間入りした。
入山後は、祝家荘攻めに参加し、祝竜・欒廷玉と戦うが、伏兵にあい捕虜となる。高唐州の戦いでは、一騎討ちで温文宝を討ち取る。梁山泊討伐に来た連環馬軍率いる呼延灼と戦い、青州攻めでは、慕容彦達を討ち取り、家族を殺されたうらみを晴らす。華州、北京攻めに参加。梁山泊討伐に来た関勝と戦い、曽頭市攻めでは史文恭と戦い負傷、常に前線で活躍するひとり。

第七位、梁山泊の馬軍五虎将のひとりとなり、梁山泊の南の旱寨を守備する。童貫率いる討伐軍との戦いでは、九宮八卦陣の南陣として単廷珪・魏定国を副将として一隊を率い、先陣で梁山泊軍の強さを見せつける。高俅との戦いにも参加。
遼国戦では、宋江隊に加わり檀州、薊州、幽州と進み、李集を討ちとる。兀顔光の混天象陣には一隊を率いて金星の陣と戦う。
方臘戦も宋江の隊となる。潤州、常州、秀州、睦州と進むが、敵の本拠地である清渓県で方杰・杜微との戦いによって戦死。平定後、忠武郎に封ぜられる。
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