地退星 翻江蜃

童猛


 兄の童威とともに、潯揚江を縄張りとする塩の密売人。泳ぎが得意で、江を翻す蜃(みずち)と喩えられる。みずちは蜃気楼を生む生物とされている。
 李俊を兄貴と慕い行動をともにする。宋江の名を慕い、江州へ流刑となった宋江の名を慕い、李立の酒店で痺れ酒を飲まされたところを救い、穆弘張横に命を狙われていたところを救いだす。
 宋江が潯揚楼で叛詩を書いた事がもとで処刑されると知ると、仲間を集め江州へ攻め寄せる。すでに救出されていた宋江戴宗と梁山泊の晁蓋達と白竜廟で合流し、梁山泊入りする。
 入山後、水軍頭領のひとりとなり、呼延灼戦い、関勝戦、東昌府攻めに参加。おもに後方での救援に携わる。

 第六十九位、梁山泊の水軍頭領に任命され、西北の水寨を守備する。高俅率いる討伐軍に対して梁山泊水軍の強さをみせつける。兄弟で徐京を捕らえる手柄をあげる。
 遼国戦では、檀州攻めのあとの守備。方臘戦、蘇州で李俊と偵察に出た際、楡柳荘の費保倪雲上青狄成と出会い義兄弟となり、のちに大海へとのり出す約束をした。清渓県の戦いで偽りの投降をして攻め手のきっかけをつくった。
 方臘を捕らえ東京へ凱旋途中、李俊が仮病で軍を抜けそれに付き添うと、三人で費保のもとを訪れ、七人は大海へと出た。
 李俊が暹羅国の王になると、みな役人となり優雅に暮らした。

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