天暴星 両頭蛇

解珍


 元は登州の麓で暮す猟師兄弟、弟は双尾蠍解宝。いざ争い事となれば渾鉄の点鋼叉を武器として使う。この地の猟師からは一目を置かれている登州一番の腕前で、並々ならぬ猛獣を捕える腕をたたえて両頭蛇と綽名されている。
 役所から三日以内に虎を捕まえろと命令され、毒矢にて一匹の虎をしとめた。虎は山から転がり落ちたところが毛太公の屋敷の裏庭だったので、訳をいって虎を引き取ろうとしたが、毛仲義の悪智恵にかかり虎を奪われ、屋敷を荒らしたとして役人に捕らえられてしまう。
 金を使って牢内で暗殺を企てる毛仲義だが、牢番を勤める楽和が、親戚にあたるため親切にされ、顧大嫂に苦境を知らせてもらうと、孫新鄒淵鄒潤孫立達に牢から助け出され、怨みを晴らすために毛仲義の屋敷を襲い、一家皆殺しとした。孫立孫新兄弟は母方の従兄弟にあたる。
 梁山泊への仲間入り時は、祝家荘攻めのまっただ中。孫立欒廷玉が義兄弟である事を利用し、祝家荘内部に潜入して内応。攻略に貢献する。
 青州、華州、曽頭市、東平府攻めに参加。

 第三十四位、梁山泊の歩軍頭領となり、南側第一の関門を守備。童貫率いる討伐軍との戦いに参加、九宮八卦陣の中軍を守備する役目を担う。高俅との戦いにも参加。

 遼国戦では、盧俊義隊に属し、賀重宝の妖術で青石峪にとじこめられた盧俊義を探す。
 方臘戦では烏竜嶺で奇襲作戦を思い付き、嶺を登ろうとしたが敵に気付かれ矢を射られ死亡する。平定後は忠武郎に封ぜられる。

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