天牢星 病関索

楊雄


 元は首斬り役人も兼ねていた牢節級、従兄弟とともに薊州へ赴任。綽名は病関索、三国志の関羽が子関索を指し、武芸に秀で病気の様な黄顔をしている。役目を終え、人々から祝儀を受け歩いているところを、街の守備兵の張保たちに金を貸せと因縁をつけ喧嘩になり痛めつけられたとき、薪売りとして生活していた石秀に助け出され、義兄弟となる。家に住まわせる事にし、舅が以前に肉屋を営んでいたことから、石秀に肉屋を開業させた。
 未亡人となった藩巧雲を妻にして不自由のない暮しをしていたが、ある法事で報恩寺の海闍黎である裴如海と妻が親密な関係となり、仕事で留守にしている日を狙って裴如海を引き入れていた。それに気付いた石秀が忠告したが、仕事の都合で酔って家に戻り、藩巧雲を罵った為、逆に石秀が悪者よばわりされ、家を追い出してしまう。
 石秀は義兄の身を案じ、裴如海と胡道人を待ち受けて殺し、誤解を説くと藩巧雲と迎児を翠屏山へ呼び出し二人を殺す。梁山泊に身を投じる決意をすると、殺しの一部始終を見ていた時遷も仲間にくわえ梁山泊を目指す。
 途中、独竜岡で宿をとったが、時遷が店の時を告げる鶏を盗んで食べてしまい争いが起き、逃げ出す途中時遷は祝家荘に捕らえられてしまう。以前世話をした杜興と出会い、祝家荘と親密な李家荘の李応の助けを借りるが逆に騒ぎを大きくしてしまい、梁山泊へ助けを求める。
 祝家荘攻めで偵察に出たが捕まってしまう。高唐州、呼延灼戦い、青州、華州、北京の戦いに参加。

 第三十二位、梁山泊の歩軍頭領となり、西の関門を守る。童貫戦、高俅戦に加わる。
 遼国戦、檀州、薊州、幽州攻めに加わる。方臘戦、最後まで生き残るが凱旋中に背中の腫れものが原因で病死。平定後、忠武郎に封ぜられる。

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