天損星 浪裏白跳

張順


 元は江州の魚場を仕切る漁師の頭。船火児張横の弟。身体が絹の様に白く、七日七晩水に潜っている事ができる程の泳ぎ達者である為、浪裏白跳と人は呼ぶ
 魚市場を荒す李逵を水中に落としてこらしめ、戴宗に仲裁され、宋江と出会い、兄からの手紙を受け取る。
 宋江が叛詩を書いて処刑されると聞き、仲間達とともに救出に向かい、晁蓋達と白竜廟で合流し、梁山泊入りする。
 祝家荘、高唐州攻めに参加。呼延灼戦、華州攻めでは水軍として活躍。関勝戦で、張横が手柄をあげようと敵陣を襲ったが、罠にかかり捕虜となる。救出しようと阮兄弟と敵陣を襲ったが惨敗、阮小七も捕虜となる。
北京攻めの最中、宋江の背中に腫れ物ができ、治療できる医者を知っていると建康府へと向かう。途中、賊に襲われ金を奪われたが、知り合った王定六の助けを借り、仲間にする。名医安道全の袖を引く李巧奴を殺し、賊の張旺も殺して恨みを晴らす。無事に安道全を連れ帰り、宋江は命を取り留めた。
 北京攻めでは、燕青と行動し、逃げようとする李固を捕らえた。東昌府攻めに参加。

 第三十位、梁山泊の水軍の頭領となり、西南の水寨を守備する。童貫戦、釣り人のふりをして単身で敵兵を牽制、高俅戦、梁山泊水軍の活躍で高俅を生け捕る大手柄をあげる。
  遼国戦では、檀州攻めのあとの守備と趙安撫の護衛の任務についた。
 方臘戦、潤州、蘇州、杭州と戦いに参加。李俊と適地に乗り込むが、敵に動きなく攻め手がない杭州の水門のひとつ勇金門を決死の覚悟で奪い取ろうとしたが、敵に気づかれ無数の矢を受けて死亡。その無念は神と変え魂となり漂い、張横の身体をかりて方天定を討ち取る。その首を持ち、仇討ちの報告を受けた宋江は、勇金門のそばに廟を建て、金華太保として祭った。平定後、朝廷から金華将軍に封ぜられることとなる。
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