天微星 九紋竜史進
背に彫られた九匹の青竜の刺青から九紋竜と呼ばれた史家村の名主の嫡男、気が強く喧嘩好きな若者。棒術を好み、旅客の李忠の他、多くの師匠について武術を学んだ。
棒術には自信があったものの、開封からやって来た王進により、武芸の未熟さを教えられ師匠とおあぎ、半年間で武芸十八般を会得、戦場では三尖両刃刀を扱う。
王進が去り、しばらくして父親が他界。少華山の山賊朱武・陳達・楊春の噂を耳にし、村人を集めて自衛団を作った。山賊が下山してくると村人を集めてこれを防ぎ、陳達を捕虜。続いて朱武・楊春が二人で現れ、涙を流して陳達とともに役所につき出してくれと言う。三人の義侠に感じ入り意気投合。その後、中秋の宴に屋敷へ招くが、使用人王四の失態で猟師李吉に手紙を盗まれ、役人に訴えられる。屋敷を焼き二人を殺して少華山に逃げ込み、王進を探す旅にでる。
渭州で提轄の魯達(のちの魯智深)と出合い義兄弟となり、李忠と再会。だが王進に会う事はできず各地を彷徨い、青州の瓦罐寺にて魯智深と再会し、崔道成と丘小乙を成敗すると、ひとり少華山に身を寄せた。
華州から流罪となって少華山近くを通った王義を助けた事から、人助けのために華州に単身乗り込むが、捕らえられて牢獄に入れられる。二竜山から梁山泊入りした魯智深の誘いによって、梁山泊軍が華州を攻め落とし、無事救出されると朱武たちとともに梁山泊入りする。
入山直後、芒碭山攻めを願い出たが、項充・李袞に一度敗れ、援軍を得て勝利する。北京攻めに参加。東平府攻めでは、城内から火を放つため娼妓李瑞蘭のところに身を隠していたが役人に訴えられ牢に入れられる。顧大嫂の助けによって脱獄し娼妓一家を皆殺しにした。

第二十三位、梁山泊の馬軍八驃騎兼先鋒使のひとりに任命される。開封への灯篭見物に加わる。童貫率いる討伐軍との戦いでは九宮八卦陣の東北陣の大将として出陣する。
遼国戦、檀州、薊州、覇州、幽州戦に参加。楚明玉・曹明済・瓊妖納延を討ちとる手柄をあげる。
方臘戦、潤州で十二神のひとり沈剛を討ちとる。宋江隊にて蘇州攻めに加わる。杭州から盧俊義隊に配属、昱嶺関を偵察中に龐万春の矢を受け戦死。同時に六人の好漢が命を落とした。平定後、忠武郎に封ぜられる。
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