天祐星 金鎗手

徐寧


 宋国下にだだ一人、徐家伝来の鈎鎌鎗とよばれる鎌槍の使い手。元は禁門の金槍班教頭を勤める。秀でた鎗術から金鎗手と綽名され、家柄も由緒正しき血を引継ぐ。金鎗法と鈎鎌鎗法は徐家秘伝の技とされ、門外不出。
 徐家に代々伝わる家宝の賽唐猊を盗まれた事から、従弟の湯隆とともに盗人を追いかけるが、すべて罠。盗人の時遷を捕える事はできたが鎧すでに別の者によって運ばれていた。なお追いかけたが、途中馬車に乗り酒を飲むと、気付いたときには梁山泊へと渡っていた。梁山泊討伐中の呼延灼率いる連環馬軍を破る唯一の方法が鈎鎌鎗に秘められていたため、梁山泊へ連れ込まれたのだった。
 後を追って家族も梁山泊へ招かれ、おなじく禁軍師範だった林冲から説得されると、仲間入りを決意する。梁山泊軍を苦しめていた連環馬軍を破る事に成功。
 華州、芒碭山攻めに参加。宋江に従い東平府攻めに加わり董平と戦い、東昌府では張清と戦う。

 第十八位、梁山泊の馬軍八驃騎兼先鋒使となり、東の旱寨を守備。童貫戦の九宮八卦陣では中軍にて金槍隊を率いる。
 遼国戦では、檀州、薊州攻めに参加、天山勇を討ちとる。兀顔光の混天象陣に対しては林冲の副将として戦う。
 方臘戦、潤州、丹徒県、宋江隊に配属され常州と進み、無錫県で呂師嚢を討ち取る。
 蘇州戦のあとの杭州攻めで郝思文と偵察にでたところ敵に急襲され首に毒矢を受けて戦死。平定後、忠武郎に封ぜられる。

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