天暗星 青面獣楊志
五候楊令公の孫、代々宋朝に使えてきた家柄に生まれ、顔に大きな青あざとまばらな赤い髭から青面獣と人から呼ばれた。
幼少の頃から武芸の指南を受け刀を得意とする。武挙に通り殿師制使の職につくが、徽宗皇帝の命令で花石綱の運搬を勤めたが、天運悪く、黄河にて嵐に遭遇し運搬に失敗、身を隠す。
恩赦にて復職を願うための上京中、梁山泊に身を寄せようとしていた林冲と刃を交え生死を賭けた戦いを行い、当時の首領王倫から山寨へと招待され、仲間入りを進められたが家名を汚すと言い、きっぱり断る。
開封にて復職運動を行ったが、高俅の許しを得る事は出来ず、無一文となる。出直そうと天漢州橋で宝刀を売り、金に替えようとしている所に絡んできた街の破落戸牛二を斬り殺し北京への流罪となる。
北京の梁世傑に目をかけられ復職のチャンスを得、周謹・索超と二人の副・正牌軍と戦った結果、提轄使に任命された。
その後、開封の蔡京へ向けて送られる誕生祝の十万貫相当の金品の運搬を命じられ、旅商人に身を変え開封に向かうが、晁蓋ら七人に奪われる。途方にくれ、曹正の酒屋でタダ喰いをして争いを起すが、逆に親切に世話をされ二竜山行きを進められる。
二竜山で魯智深と出会い、曹正の智恵を借りて、二竜山の首領鄧竜を倒し山寨を奪い取り、青州を暴れまわる山賊となる。
のちに武松が仲間入りし、慕ってやって来た施恩も山寨に加わる。曹正も山寨へ身をよせ、孟州から張青・孫二娘夫婦も仲間入りし青州一の大勢力となる。
梁山泊討伐に失敗した呼延灼が桃花山討伐を行うと、援軍に向い呼延灼と一戦交えるが、白虎山の孔明が囚われの身となり、守りから攻めに転向し不利を悟り、梁山泊の力を借りる事を進言する。
梁山泊軍が青州城を攻め、呼延灼を虜にすると、たちまち青州城は落ち、青州三山の好漢は梁山泊入りする。入山後、華州、北京、凌州、曽頭市、東昌府攻めに参加した。

第十七位、梁山泊の馬軍八驃騎のひとりとなる。童貫率いる討伐軍との戦いでは九宮八卦陣の西北陣の大将として出陣、李明を討ち取る出柄をあげ、高俅との戦いにも参加。
遼国戦では、檀州、薊州戦に参加。兀顔光の混天象陣には一隊を率いて戦う。
方臘戦の最中、病におかされ丹徒県に残されるが回復せず病死。平定後、忠武郎に封ぜられる。
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