天捷星 没羽箭

張清


 生まれは彰徳府。綽名の由来は、羽の無い矢、得意とする武器のつぶてを意味する。投げれば百発百中の腕を持ち、左手には点鋼鎗を持つ。
 元は東昌府を守備する将軍。梁山泊が攻めて来ると、副将の龔旺丁得孫をしたがえ、府城を守備した。
 盧俊義率いる一隊をつぶてで負かし、郝思文項充を負傷させる。東平府を落とした宋江の隊が増援に来たが、得意のつぶてにて多くの好漢を退ける。
 向かって来る十五人もの頭領を蹴散らすも、敵の輸送米糧を奪い取ろうとして公孫勝の術にはまり、水中へと落とされ水軍によって生け捕りとなり仲間入り。獣医の皇甫端を紹介する。龔旺丁得孫も梁山泊に加わる。

 第十六位、梁山泊の馬軍八驃騎兼先鋒使を勤める。童貫率いる討伐軍との戦いでは先鋒隊となって、龔旺丁得孫を副将に従え、敵を牽制。済州へ攻めよせ周信を礫の餌食にする。
 高俅との戦いでも礫は冴えわたり、丘岳の戦意を挫く。
 遼国戦では、檀州攻めで阿里奇を礫にて討ちとるが、玉田県攻めで天山勇の隠し矢を受け負傷、治療のため檀州に退く。傷が癒え兀顔光との総決戦に加わり、混天象陣を破るため関勝花栄力を合わせ、兀顔光を討ち取る。
 方臘戦、独松関を董平と攻めたが、槍の腕は厲天閏が勝っており、突き殺された。平定後、忠武郎に封ぜられる。

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