妾閻婆惜
東京から親娘三人、鄆城県に流れてきた歌唄いで十八歳。父に先立たれ葬式代もなく母閻婆との苦しい生活を宋江の妾となる事で助けられる。母と二人にとって宋江は正しく恵みの雨であった。
借家を得て暮しも派手となるが、若さゆえ次第に堅物の宋江では物足りなくなり、あしらう様になる。ついには、ふと連れてきた宋江の部下、張文遠と密通を始める始末。宋江もその事を薄々感じ、遠ざかる様になる。
母閻婆はそんな宋江でも暮していく金づるである為しきりに家へと招く。ある夜、閻婆に強引に呼ばれた宋江をとことん無視し続け、夜中に追い出す。その時、忘れた書類袋の中から梁山泊の晁蓋からの手紙を見つけ、宋江を脅迫する。しかし、逆上した宋江に殺されてしまう。
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