解説 第二回

王進の逃走


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王教頭、私かに延安府に走れ
九紋竜、大いに史家村を閙がす

あらすじ

ごろつきだった高俅は殿師府の太尉となり、恨みをいだいていた王昇の息子王進を追い詰める。王進は逃げ出し史家村に滞在し、史進に武芸を伝授する
王進は去り、父を亡くした史進は少華山の山賊、朱武・陳達・楊春と交流を深める。

主な登場人物

仁宗皇帝大宋四代皇帝、1023〜。洪信を龍虎山へ派遣する
哲宗皇帝大宋七代皇帝、1086〜。仁宋から英宗、神宗、哲宗、徽宗と続く
端王のちの徽宗皇帝、1101〜。高俅を重臣に用いる。
高俅元ごろつき。端王に仕えるようになり、殿師大尉にまでのぼりつめ、王進を追い詰める。
史実では蘇東坡の難儀を、恩を忘れずに助けていた良史であった
王昇元八十万禁軍教頭、王進の父。ごろつき高俅を痛めつけたことがある
王進八十万禁軍教頭、高俅に命を狙われ逃亡し史進と出会う。延安府にて軍につくが、その後の登場は無く、水滸後伝で再登場する。
史進 ☆史家村に住む、王進から武芸十八般を学ぶ。百八星最初の登場人
李吉猟師、王四から手紙を奪い役所へ訴える
王四史家の下男、朱武からの返書を無くす
朱武 ★少華山山賊の首領
陳達 ★少華山の山賊、史進に捕らえられる
楊春 ★少華山の山賊

地名

開封東京北宋の都
華陰県華州華陰県、史家村がある。少華山に近い。
少華山華州に位置する山
延安府華州の北に位置する国境境の府

用語

殿師府太尉禁衛府の長官
八十万禁軍教頭禁衛兵の武芸師範
木製の武器
九紋竜史進の綽名。背中に九匹の竜を刺青している
武芸十八般矛、鎚、弓、弩・銃、鞭、簡、剣、鏈、撾、斧、鉞、戈、戟、牌、棒、鎗、扠
神機軍師朱武の綽名。すぐれた知略を持つ事から
跳澗虎陳達の綽名。澗とは川、身軽に川を跳びこえる虎と評価されて
点鋼鎗鍛えぬかれた鉄製の槍、陳達が使う
白花蛇楊春の綽名。色白で身体つきが細く腕が長いその容姿から毒蛇の名前がつく
大桿刀大なぎなた、長柄の武器、楊春が使う
三尖両刃刀刃先が三つにわかれた刀、史進が使う

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